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三味線について
三味線は棹の幅の太さによって太棹・中棹・細棹の大きく3種類に分けることができます。したがって、それによって弾く曲の種類も異なります。
・太棹:津軽三味線・義太夫節・浪曲(浪花節)
・中棹:常磐津・清元・新内節・地歌
・細棹:長唄・荻江・小唄
津軽三味線について
津軽三味線は、主に津軽民謡に用いられる独特の三味線です。棹は太棹の中でも一番太く、重いため、立てるようにして弾きます。厚手の重い撥を用いて力いっぱいたたいて演奏するのが特徴です。演奏方法はスクイ・ハジキを多用する特徴があります。梅田豊月・白川軍八郎・木田林松栄・高橋竹山ら名人によって派手な曲弾きが加わり、独奏楽器として確立されました。しかし1956年(昭和31年)ごろの三橋美智也と木田林松栄の曲弾きショーにおいて津軽三味線という名称が一般化したという説があるように、他の三味線とは異なり津軽三味線はその歴史が浅いと言われています。ですが、その分民謡のみならずロックやポップスなどの様々な曲にも対応しやすい柔軟さを兼ね備えています。
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