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海外演奏 in 台湾


三津巴は先日、台湾にて行われました日本の伝統文化交流ツアー、JAPANDAYに参加してまいりました。JAPANDAYは株式会社コッツウォルズ・ウインド・アカデミーのイベントツアーです。日本の伝統文化を海外の方々に伝えるべく毎年様々な国へ出かけ、有志の団体が伝統文化を現地の方々へ披露しています。三津巴は去年のフィンランドに続き、今年も参加させていただきました。

台湾での演奏の様子をご報告させていただきます。今回、私たちは現地小学校の訪問とJAPANDAYイベント当日、二つの演奏の機会を頂きました。 小学校では小雨が降る中何百人もの生徒達の前で、三津巴のテーマソング「暁」を演奏しました。私たちのパフォーマンスの後は小学生たちの催しを見学し、そのレベルの高さに一同見入ってしまいました。演奏後には十数名の小学生と直接ふれあい、三味線を実際に持って体験してもらったり、間近で演奏を披露したりと、子どもたちひとりひとりと交流することが出来ました。言葉が通じないことで最初は戸惑いも大きかったけれど、子どもたちの興味津々な、きらきらの瞳を受けて、私たちの演奏を聴いて津軽三味線に興味を持ってくれる子どもたちがいる、ということが何より嬉しい思い出になりました。 そして翌日、JAPANDAY当日となり、メンバーは和装に身を包み土砂降りの雨の中会場へと向かいました。会場は想像以上に広く、何百もの座席を見てこんなにお客様に来ていただけるのだろうかと不安になるほどでした。しかしリハーサルを経ていよいよ開場すると、先程の心配はどこへやら、イベントは会場に入れないお客様が出るほどの盛況となりました。こちらでの演奏は座席とお客様との距離が近く、非常に緊張感のある本番となりました。 そしてイベントの最後には、参加団体全員で南中ソーランを踊りました。三津巴からは数名、演奏の方でも飛び入り参加し、着物を着ていることも忘れてしまうくらい熱く踊り、演奏し、JAPANDAYのラストを飾りました。

このように海外で演奏をさせていただいて、日本文化に興味を示して、演奏を聴いて下さる方がこんなにいるということに本当に驚きました。和装にもとても関心を持っていただき、メンバーの中には撮影した写真を額に入れて部屋に飾りますと言われた人もいるとか‥‥。言葉が通じなくても、私たちの奏でる音で感動や喜びを届けることが出来る、言葉を超えて交流ができる、ということを体感できた、大変意義のある旅となりました。この経験をもとにこれからの日本での活動も、三味線で私たちの心を届けられるような、そんな演奏を目指してまいりたいと思います。

最後になりましたが、JAPANDAYを企画・主催してくださった皆様、安全な旅をサポートしてくださったガイドの皆様、一緒にパフォーマンスを行った皆様、そして演奏を聴いてくださった台湾の皆様に深く感謝申し上げます。





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